免疫抑制剤「イムラン錠50mg」
キッセイ薬品工業株式会社とアスペンジャパン株式会社は、12月15日、免疫抑制剤「イムラン錠50mg」のコ・プロモーション契約を締結したと発表した。
「イムラン錠」は、アスペンジャパンが製造・販売している薬剤。コ・プロモーションは、来年1月より両社共同で実施される。
核酸合成を阻害、免疫抑制作用を発揮
「イムラン錠」は、免疫抑制作用を有する6-メルカプトプリン(6-MP)のプロドラッグ。有効成分であるアザチオプリンは、生体内ですみやかに6-MPに分解され、核酸合成を阻害する作用を持つ。この働きにより、免疫抑制作用を発揮する。
同剤は、腎移植での拒絶反応の抑制において、30年以上にわたり使用されている実績を持つ。また、炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎やクローン病、治療抵抗性リウマチ性疾患の治療などでも、広く用いられている。
医薬情報提供活動をさらに強化・充実
今回締結されたコ・プロモーション契約により、「イムラン錠」の医療機関などへの医薬情報提供活動は、キッセイ薬品とアスペンジャパンが共同で行うこととなる。なお、同剤の製造・販売・流通については、引き続きアスペンジャパンが担当するという。
キッセイ薬品とアスペンジャパンは、今回の提携により同剤の医薬情報提供活動をさらに強化・充実させ、患者のQOL向上により貢献するとしている。
(画像はキッセイ薬品の公式ホームページより)

免疫抑制剤「イムラン錠50mg」のコ・プロモーション契約締結のお知らせ - キッセイ薬品工業株式会社
http://www.kissei.co.jp/l2/l3/Vcms3_00000949.html