革新的な治療法の開発に注力
バイエル薬品株式会社は、12月13日、独バイエル社とベルサント・ベンチャーが幹細胞治療を目的とした会社「ブルーロック・セラピューティクス」設立に向けて提携したと発表した。
この発表は、独バイエル社が12月12日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。「ブルーロック・セラピューティクス」は、最新の幹細胞技術に基づく革新的な治療法の開発に注力するという。
次世代の再生医療会社になる
「ブルーロック・セラピューティクス」は、産業主導のプラットフォームを活用し、幅広い疾患を治療することを目的として、設立される。ベストインクラスの多能性幹細胞(iPSC)療法を進展させる、次世代の再生医療会社になるという。
同社は初期プログラムの一つとして、心臓発作や慢性心不全を患う患者の心筋再生を挙げる。同プログラムでは、多能性幹細胞由来の心筋細胞を用いた心筋再生を通じ、損傷した心臓の電気的機能と収縮機能を復元することが目的とされている。
集合的なプラットフォームを形成
「ブルーロック・セラピューティクス」の研究開発業務は、国際的な提携による恩恵を受けることが可能となるトロントとボストン、そしてニューヨークに設置される。同社は国際的なチームが率い、戦略的な産学提携を通じて集合的なプラットフォームを形成するとしている。
独バイエル社は、患者にとって変革となるような有効な治療法を開発するため、「ブルーロック・セラピューティクス」を設立するという。
(画像はバイエル薬品の公式ホームページより)

幹細胞治療を目的とした会社「ブルーロック・セラピューティクス」設立に向けて提携 - バイエル薬品株式会社
http://byl.bayer.co.jp/