新規技術を活用
武田薬品工業株式会社と米国Lightstone社は、12月2日、神経科学関連企業Cerevance社を設立したと発表した。
Cerevance社は、神経・精神疾患に対する新薬の研究開発に注力すべく設立された企業。ロックフェラー大学のNathaniel Heintz博士が率いるHoward Hughes Medical Institute laboratoryにて生み出された新規技術を活用するという。
バイオ医薬品に注力するLightstone社
武田薬品と共にCerevance社を設立するLightstone社は、革新的な医療機器およびバイオ医薬品に注力する企業。Life Science Partners of Advanced Technology VenturesとMorgenthaler Venturesにより、2012年に設立された。
Lightstone社のチームは、30社以上におよぶ生命科学関連社の生命科学関連ポートフォリオを管理。また、米国以外にもアイルランド・ダブリンや、シンガポールにも拠点を持つ国際企業となっている。
武田ケンブリッジのチームが移籍
今回のCerevance社設立にあたっては、閉鎖が決定した英国の武田ケンブリッジよりMark Carlton 博士を含む25名の神経科学研究チームが、Cerevance社へ移籍。武田ケンブリッジの十分に整備された研究施設をCerevance社が活用することで、同社の活動は設立の時点より活発なものになると、武田薬品はしている。
Cerevance社は、米国マサチューセッツ州および英国に拠点を構える予定。

武田薬品とLightstone社によるCerevance社の設立について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/20161202_7637.html