ペランパネル、ルナフィミドなどについて12の演題を発表
12月2日から6日まで、米国ヒューストンで「第70回米国てんかん学会議(American Epilepsy Society:AES2016)」が開催される。
エーザイ株式会社は、同学会において、抗てんかん剤ペランパネルとルフィナミドに関する最新データを発表すると報じた。
同社は12の演題について準備しており、ペランパネルを主に、ルナフィミド、医療経済やアウトカム研究に関する演題を発表する予定だ。
ペランパネルに関しては「部分発作(二次性全般発作を含む)を有するてんかん患者におけるブリバラセタムに対するペランパネルの間接治療比較(ITC)」などの8演題を発表。
また、ルフィナミドに関しては「レノックス・ガストー症候群(Lennox-Gastaut Syndrome:LGS)の小児患者を対象としたルフィナミド併用療法における安全性と認知発達効果(303試験)の最終結果報告」の演題が発表される。
複数の治療オプション展開で、ベネフィット向上目指す
ペランパネルは、エーザイが創製したファースト・イン・クラスの抗てんかん剤。
神経伝達物質のグルタミン酸により誘発されると報告されているてんかん発作に対して、同剤は、シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制する働きを持つ、高選択的、非競合AMPA受容体拮抗剤である。
一方、ルフィナミドは、てんかん発作の原因となる神経細胞の過剰興奮に関与する脳内の電位依存性ナトリウムチャネルの不活性状態を延長することにより、抗てんかん作用を示すと考えられている。
ペランパネル、ルフィナミドをはじめ、てんかん領域に豊富な製品ラインナップを持つエーザイは、複数の治療オプションを提供することで、てんかん患者とその家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上に貢献するとしている。
(画像はイメージです)

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201685.html