2016年米国肝臓学会で発表
MSD株式会社は、11月22日、米国メルク社がC型慢性肝炎患者に対する「ZEPATIERTM」の新たなデータを、2016年米国肝臓学会で発表したことを明らかにした。
米国メルク社の発表は、11月12日に行われている。MSDの発表は、メルク社の英文リリースを翻訳する形で行われた。
ウイルス血症を改善
「ZEPATIERTM」は、日本においては「エレルサ錠50mg」および「グラジナ錠50mg」として本年11月18日に発売が開始されている薬剤。効能・効果は、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善。
2016年米国肝臓学会で発表された「ZEPATIERTM」の新たなデータは、ジェノタイプ1b型のC型肝炎ウイルス慢性感染患者およびジェノタイプ1型と4型の慢性感染患者に対する試験の解析結果。ジェノタイプ1b型のC型肝炎ウイルス慢性感染患者において「ZEPATIERTM」は、97%の患者が治療終了後12週目においてウイルス学的著効を達成したという。
ウイルス学的著効を達成
ジェノタイプ1型と4型の慢性感染患者に対しても「ZEPATIERTM」は、のうち96%の患者が治療終了後12週目においてウイルス学的著効を達成している。
同剤は、米国においては本年1月28日に承認を取得。EU、カナダ、オーストラリア、サウジアラビア、イスラエル、スイスでも承認を取得してており、今後さらに承認を取得する予定だという。

C型慢性肝炎患者に対するZEPATIERTMの新たなデータを米国肝臓学会で発表 - MSD株式会社
http://www.msd.co.jp/