血糖コントロールの改善に期待
サノフィ株式会社は2016年11月25日のプレスリリースで、米国食品医薬品局(FDA)が、1日1回投与のソリクアを持効型(基礎)インスリンまたはリキシセナチドでは血糖コントロールが不十分な成人2型糖尿病患者の治療薬として、2016年11月21日に承認したと発表した。
ソリクアは、インスリングラルギンとリキシセナチドの2種類の糖尿病治療薬を含む注射用プレフィルドペンの処方薬で、成人2型糖尿病患者に対し、食事・運動療法と併せると血糖コントロールの改善が期待されるが、1型糖尿病の患者、糖尿病性ケトアシドーシスの患者、及び胃不全麻痺等の胃内容物排出遅延をきたす疾患をもつ患者には使用できない。
糖尿病と循環器疾患に革新的で価値ある医薬品
サノフィ グローバル研究開発部門プレジデントのエリアス・ザフーニ氏は、「持効型(基礎)基礎インスリンを毎日投与しても血糖をコントロールできない患者は約50%にのぼり、サノフィが新たな治療選択肢として提案するソリクアは、このような患者が目標値に到達できるよう手助けする新たなアプローチとなる」と述べている。
糖尿病と循環器疾患は世界中で何百万人もの人々に影響を与え、両疾患を併発した患者の多くは疾病管理が難しい状態にあり、この両領域の専門性が高く、幅広いポートフォリオを発達させている、サノフィの糖尿病と循環器グローバルビジネスユニットは、革新的で価値ある医薬品と統合的なソリューションを提供する事業に特化している。
サノフィは、科学知識と進歩と科学と技術の融合を進め、治療成績の改善とケアの改革を進めることを目標に、各種学会や患者団体、研究施設、ヘルスケアリーダーや他業界のリーダーと協力して様々な取り組みを進めていくとコメントしている。

プレスリリース
http://www.sanofi.co.jp/サノフィ株式会社
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