GOLD2017年度版レポート
そーせいグループ株式会社は、11月22日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療の世界的な指針である『The Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease(GOLD)』2017年度版レポートに関して、ノバルティス社から報告を得たと発表した。
同レポートでは、COPD症状を有する大多数の患者への治療法として、「ウルティブロ」など2成分配合の気管支拡張剤を第一選択薬として推奨されたという。
優位性が示された気管支拡張剤
「ウルティブロ」は、グリコピロニウム臭化物とインダカテロールマレイン酸塩の配合剤。ステロイドが配合されていないCOPD治療薬のうち、現在のところ唯一臨床的な優位性が示された気管支拡張剤となっている。
同剤は、標準的な治療と比較する臨床試験において、気管支拡張について統計的に優位であることが証明された。そーせいとベクチュラ社は2005年4月、グリコピロニウム臭化物ならびにその使用・知的所有権を、ノバルティス社へ導出している。
戦略的な資料を作成するGOLD
GOLDは、COPDの疾患啓発ならびに疾患の予防や治療の改善のため、世界中の医療従事者や公衆衛生当局者と協力。エビデンスを基にした戦略的な資料を作成している。
GOLD2017年度版レポートでは、ステロイドを含有する吸入配合剤の利用は少数の患者に限定されるべきであり、グリコピロニウム臭化物とインダカテロールマレイン酸塩の配合剤を使用したのちに用いるべきと、明確に示されたという。

COPDの世界的な治療指針が2成分配合気管支拡張剤の広範な使用を推奨 - そーせいグループ株式会社
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