スペインのファエス・ファルマ社が創製
大鵬薬品工業株式会社とMeiji Seikaファルマ株式会社は、11月18日、新規経口アレルギー性疾患治療薬「ビラノア錠20mg」を発売した。
同剤は、スペインのファエス・ファルマ社が創製した、新規有効成分の第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬。
100以上の国・地域で承認を取得
ファエス・ファルマ社は、スペイン医薬品業界におけるリーディングカンパニーの一つ。新薬の開発・製造・販売に注力している。また、ポルトガルやラテン・アメリカ、そしてアフリカにも強力なプレゼンスを持つ。
このファエス・ファルマ社が創製した「ビラノア」は、海外においては「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹」を効能・効果として100以上の国・地域で承認を取得。多くの企業がライセンス契約のもと、販売を行っている。
大鵬薬品は2012年7月、「ビラノア」にういて日本での開発販売権に関するライセンス契約をファエス・ファルマ社と締結。この契約に基づいて、同剤の開発を進めていた。
アレルギー性疾患治療に一層貢献
大鵬薬品は2016年9月、「ビラノア」について「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」の効能・効果で、製造販売承認を取得。また大鵬薬品とMeijiは2015年12月、同剤について国内共同販売契約を締結している。
両社は今後、同剤の情報提供活動および販売を行い、アレルギー性疾患治療に一層貢献できるよう努めるとしている。

新規経口アレルギー性疾患治療薬「ビラノア錠20mg」 新発売のお知らせ - 大鵬薬品工業株式会社
http://www.taiho.co.jp/corporation/news/2016/20161118.html