日本では初めて
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社とアステラス製薬株式会社は、11月18日、高血圧治療剤「ミカトリオ配合錠」を発売した。
同剤は、AT1受容体拮抗薬(ARB)、持続性カルシウム拮抗薬(CCB)、そしてアムロジピンベシル酸塩およびチアジド系利尿薬ヒドロクロロチアジド(HCTZ)の3剤合剤。日本では初めての発売となる。
高い降圧効果が24時間持続
高血圧は、心血管病死亡の主なリスク因子となっている。しかし、高血圧治療を行っている患者の血圧管理率は、男性では約30%、女性で約40%に留まっているのが現状だ。配合剤は、患者の服薬アドヒアランス向上により、この状況を改善することが期待されている。
今回発売された「ミカトリオ配合錠」は、レニンアンジオテンシン系阻害薬とCCB、そして少量利尿薬の3成分を含有した配合剤。従来のARB/CCB配合剤やARB/HCTZ配合剤と比較して、高い降圧効果が24時間持続することが期待されている。
高血圧治療に一層貢献
「ミカトリオ配合錠」は、日本ベーリンガーインゲルハイムが製造を担当し、アステラス製薬が販売を行う。コ・プロモーションについては、両社が共同で行うとしている。
両社は今後も、他の「ミカルディス錠」などと共に形成された「ミカルディス」ファミリーを通じて、高血圧治療に一層の貢献をしていくという。

高血圧治療剤「ミカトリオ配合錠」新発売のお知らせ 日本初のARB/CCB/利尿薬3剤合剤 - アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/