先発品と同一「効能・効果」へ
田辺三菱製薬株式会社は、2016年11月9日(木)、モンテルカスト錠5mg/10mg「タナベ」において、「効果・効能」、「用法・用量」の追加承認を取得したと発表した。これにより、「効能・効果」は先発品と同一になる。
追加内容
今回の承認で、「効果・効能」に「気管支喘息」が、「用法・用量」に「通常、成人にはモンテルカストとして10mgを1日1回就寝前に経口投与する」が追加された。
今回の追加承認内容と、既存の「効果・効能」である「アレルギー性鼻炎」、「用法・用量」である「通常、成人にはモンテルカストとして5~10mgを1日1回就寝前に経口投与する」とを合わせ、今年12月に予定されている薬価基準収載後の発売開始時から、先発品と同様の処方が可能になる。
また、これらの製品の販売は、連結子会社である田辺製薬販売株式会社を通じて行う予定としており、発売準備を進めていく考えも明らかにされた。
ジェネリック医薬品の充実
生活習慣や環境の変化などが原因と考えられ、年々増え続けている気管支喘息とアレルギー性鼻炎患者。
長期に亘り、毎日続けなければならない薬には、患者の負担が大きくなることが課題であるが、今回の追加承認で医師や患者に選択肢も増え、先発品と同様の処方ができるようになることで、薬価の負担軽減が期待される。

田辺三菱製薬株式会社ニュースリリース
http://www.mt-pharma.co.jp/