RESORCE試験データに基づく申請
ドイツバイエル社は2016年11月7日のニュースリリースで、経口マルチキナーゼ阻害剤レゴラフェニブについて、適応を切除不能な肝細胞癌(HCC)に対する二次治療に拡大するため、米国、欧州、並びに日本で承認を申請したと発表した。
レゴラフェニブは、転移性大腸癌(CRC)治療の適応で、米国、EU諸国、日本など世界90カ国以上で製品名「スチバーガ錠」として承認され、世界80カ国以上では、転移性消化管間質腫瘍(GIST)治療の適応でも承認されている。
肝癌患者の二次治療の選択肢が広がる
ドイツバイエル社の医療用医薬品部門の経営委員会メンバーであり開発責任者であるヨルグ・メラー氏は「バイエルは、HCCの全身療法に対する最初の承認薬であるソラフェニブ(ネクサバール錠)を約10年前に発売して以来、肝癌患者の生活を改善することに取り組んでおり、それらの努力により、全生存期間の延長をもたらす二次治療薬を創出することができたことを誇りに思い、今回の承認申請により、近い将来、切望されている二次治療の選択肢を肝癌患者に提供できる可能性が一段と高まった」と語りました。
バイエルは、ヘルスケアと農業関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業で、「Science For A Better Life」というミッションのもと、ライフサイエンスの製品とサービスを通じ、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献すると同時に、技術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することも目指していくとコメントしている。

ニュースリリース(PDFファイルが開きます)
http://byl.bayer.co.jp/バイエル薬品株式会社
http://www.byl.bayer.co.jp/