細胞培養受託を可能に
ロート製薬株式会社(以下、ロート製薬)は、11月4日に、11月1日付けで、厚生労働省より、再生医療等の安全性に関する法律第35条第1項の規定に基づき、「特定細胞加工物製造許可」を取得したことを発表した。
新規事業への挑戦
この許可取得により、ロート製薬は、スキンケア製品の研究開発で培ってきた「細胞を扱う技術」と目薬製造で培ってきた「無菌製剤技術」を基に、間葉系幹細胞の研究に取り組むと共に、細胞培養施設の構築を進めてきて、再生医療等提供機関から細胞の培養加工の受託製造が可能になった。
ロート製薬は、再生医療に使用される細胞加工物を高品質化し、安定的に供給できる体制を整えるとともに、今後も国内外の研究機関と共同研究を行い、再生医療の実現化を加速させていく。
ロート製薬の再生医療の歴史
社内組織は、2011年6月、「先端技術研究室」を設立し、2013年5月「再生医療研究企画部」を新設して細胞加工施設を(CPC)を東京に設置、2015年5月株式会社インターステムを設立し再生医療研究の共同研究及び知財管理を行う、2016年1月、細胞加工施設(CPC)をロートリサーチビレッジ京都に設置してきた。
合わせて、2013年6月より琉球大学、2014年4月より大阪大学、2014年10月より東京大学、と産学連携を重ねてきた。
(画像はプレスリリースより)

ロート製薬 プレスリリース
http://www.rohto.co.jp/news/release/2016/1104_01/