多職種連携のための患者情報共有システム
帝人ファーマ株式会社は、10月26日、同社の患者情報共有システム「バイタルリンク」が、徳島県医師会が展開する「ICT地域医療・介護連携推進支援事業」に採用されたと発表した。
「バイタルリンク」は、地域包括ケアに向けた多職種連携のための患者情報共有システムであり、2015年9月に発売されたもの。
連携の質・量の向上や、業務効率化を実現
「バイタルリンク」は、在宅療養中の患者における体温・脈拍・血圧・血中酸素飽和度・痛み・睡眠といった情報を、医師やケアマネージャーなど様々な医療関係者の間でリアルタイムに共有するシステム。
全国の担当者による利用方法の説明や、運用体制構築などの細やかなフォロー体制、また機密性の高いデータに適したセキュリティ確保などにより、同システムは利便性と安全性を確保。バイタルデータの共有やSNSなどの機能で、医療関係者における連携の質・量の向上や、業務効率化を実現している。
導入・利用の推進により一層注力
帝人グループは、将来に向けた発展戦略の方向性として「事業の融合」を掲げ、ヘルスケア事業とIT事業の融合による取り組みに注力している。その一環として「バイタルリンク」を発売し、全国の医療機関や自治体などにおける導入・利用の推進を図っていた。
同社は今回の採用を契機として、「バイタルリンク」導入・利用の推進により一層注力するとしている。

徳島県医師会の「ICT地域医療・介護連携推進支援事業」に「バイタルリンク」が採用されました - 帝人ファーマ株式会社
http://www.teijin-pharma.co.jp/