日本人の若手研究者を対象
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は2016年10月25日のニュースリリースで、ライフサイエンスにおける若手基礎研究者を対象とした「第4回ヤング・サイエンティスト・シンポジウム」を2016年12月1日(木)にパシフィコ横浜会議センターで開催すると発表した。
ヤング・サイエンティスト・シンポジウムは、基礎研究に携わる日本人の若手基礎研究者を対象としてPhRMAが2013年に発表した人材育成支援プログラム「ヤング・サイエンティスト・プログラム」の一環として実施する。
PhRMAはシンポジウムに加え、国内の若手基礎研究者を米国に2週間派遣し、米国における保健医療政策、医薬品研究、規制慣行、トランスレーショナルリサーチ(TR)の最新情報を学ぶ「マンスフィールド-PhRMA研究者プログラム」を毎年1回実施している。
若手基礎研究者のキャリアデザインの参考に
第4回の今回は、第39回日本分子生物学会年会のプログラムの一つとして、「ランチョンセミナー」と「フォーラム」の2部構成で実施する。
ランチョンセミナーでは、「マンスフィールド-PhRMA研究者プログラム」の参加経験者が講師を務め、「TRとはそもそもどういうものか」などの体験談に基づく解説と、研究者プログラム参加後の意識の変化や、現在のTRに関する取り組みについて発表する。
フォーラムでは、「産・官・学」からパネリストを招き、日本の課題であるTRのシーズ探索から臨床研究、さらには企業への導出の仕組みと実績について紹介し、参加者を交えたディスカッションを実施する。
PhRMAは、このシンポジウムが自身の研究を異なる視点から見ることで生まれる新たな価値の創造や、創薬への可能性について考えるきっかけとなり、若手基礎研究者のキャリアデザインの参考になることを願っているとコメントしている。

ニュースリリース
http://www.phrma-jp.org/ヤング・サイエンティスト・シンポジウム
http://yss.umin.jp/