ユーグレナと植物ハイテック研究所が発表
株式会社ユーグレナとユーグレナグループの株式会社植物ハイテック研究所は、10月24日、カラハリスイカ搾汁液によるインフルエンザウイルス増殖抑制効果を確認したと発表した。
この研究成果は、10月22日に開催された第55回日本栄養・食糧学会近畿支部大会において発表されている。
増殖状態についての測定を実施
インフルエンザウイルスは、呼吸器系の感染症を引き起こすウイルス。ワクチンや数種の抗インフルエンザ薬が開発されているが、新型ウイルスの出現や神経系への副作用などの問題があり、その対策が求められ続けている。
ユーグレナと植物ハイテック研究所は、インフルエンザウイルスの培養時にカラハリスイカ搾汁液を添加し、その後の増殖状態についての測定を実施。その結果、カラハリスイカ搾汁液の濃度に応じてインフルエンザウイルスの増殖が抑制されることを確認したという。
効果的な利活用を目指し研究開発
カラハリスイカは、ボツワナのカラハリ砂漠に由来する野生種のスイカ。乾燥ストレスに対する耐性能力や、果汁の抗酸化および保水機能などの特長を活かし、食品や化粧品として用いられている。
ユーグレナはカラハリスイカについて、インフルエンザウイルス対策の新たな候補として期待が持てるとして、効果的な利活用を目指し今後も研究開発を行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

カラハリスイカによるインフルエンザウイルス増殖抑制効果を確認しました - 株式会社ユーグレナ
http://www.euglena.jp/updates/news/20161024/