ブラジルでのアイケア分野開拓
ロート製薬株式会社(以下、ロート製薬)は、10月21日、ブラジルのOPHTHALMOS社の株式を取得し、子会社化したことを、発表した。
経緯
ロート製薬は、2013年にロート・ド・ブラジル社を設立し、ブラジルでの市場調査を行ってきた。
その課程で、ブラジルでの白内障手術は日本の6割程度の実施数であり、OTC目薬市場(オーバー・ザ・カウンターの略で、カウンター越しに薬を販売するかたちに由来している、一般用医薬品のこと)は日本の4割程度と低いものであった。
一方、生活レベルの改善に伴い市場が成長していることや、ブラジルは人口が多く将来の老齢化に伴いアイケアの潜在需要が大きいと見込んだ。
目的
そこで、ブラジルのアイケア分野での開拓を目指して、ブラジルにおける眼科手術用デバイスおよび目薬をメインに製造販売するOPHTHALMOS S.A.(1989年創業、年間売上約11億円)の普通株式60%を取得し子会社とした。
今回の買収により、医科向け目薬の拡充、OTC目薬市場への進出、及び周辺国や世界各地への製品輸出や眼科周辺分野への商品群の拡大も期待できると見込んでいる。

ロート製薬 プレスリリース
http://www.rohto.co.jp/news/release/2016/1021_01/