手指衛生遵守率の更なる向上に期待
キョーリン製薬ホールディングス株式会社は2016年10月17日のニュースリリースで、子会社である杏林製薬株式会社が、手指衛生に使用するノンアルコール手指衛生剤「ノアテクト」について、英国バイオトロール社と日本国内における独占的な製造・販売権に関するライセン
ス契約を締結し、2016年11月15日(火)に新発売することを発表した。
ノアテクトは主に医療機関などを対象とした手指衛生剤で、アルコールを含まず手にやさしく、フォーム状で手によくなじみべたつかず、においや刺激が少ないなどの特長があり、「手指衛生遵守率の更なる向上」が期待できる製品となっている。
また、 欧州標準試験法(EN)により、一般細菌、真菌、ウイルスに対する作用が確認され、英国国民保険サービス(NHS)の医療材料供給網(NHSサプライチェーン)に2013年から登録されており、医療施設や医療機関などで広く手指衛生に使われている。
感染経路の頻度が高い手指接触の衛生管理を徹底し予防
手指や環境表面を介した接触感染は医療関連感染の感染経路として最も頻度が高く、その予防策としてよく手を触れる環境表面と手指の衛生管理が重要とされている。
米国疾病予防管理センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が推奨しているアルコール手指消毒剤では、アルコール過敏体質者や高頻度で使用する医療従事者などの間で手荒れ等の問題があり継続的な使用が困難な状況であったため、それらのニーズに応えるノンアルコールで手にやさしい「ノアテクト」を、日本国内の医療機関などを対象として販売することになった。
キョーリン製薬グループは、医療機関等で日常の感染予防管理の重要性が高まる中、環境感染の制御を通じて医療ニーズ・健康に貢献すべく環境衛生事業に取り組んでおり、「ノアテクト」の発売で、より一層の製品ラインアップ拡充を図っていくとコメントしている。
(画像はプレスリリースより)

ニュースリリース(PDFファイルが開きます)
http://www.kyorin-gr.co.jp/キョーリン製薬ホールディングス株式会社
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