CHMPすなわち欧州医薬品庁医薬品委員会
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は、10月18日、「オプジーボ」に対する欧州医薬品庁医薬品委員会(CHMP)の肯定的見解について、プレスリリースを発表した。
同剤はCHMPより、自家造血幹細胞移植およびブレンツキシマブ ベドチンによる治療後の再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫の成人患者の治療薬として、肯定的見解を受けた。
身体の免疫系を利用するオプジーボ
ホジキン病とも呼ばれるホジキンリンパ腫は、身体の免疫系の一部でありリンパ球と呼ばれる白血球に発現するがん。欧州連合では、2012年に約12200人が新たに診断され、2600人が死亡している。古典的ホジキンリンパ腫は、ホジキンリンパ腫の中で95%を占めながらも、大きなアンメット・メディカル・ニーズが残されている疾患。
「オプジーボ」は、身体の免疫系を利用して抗腫瘍免疫応答を再活性化するPD-1免疫チェックポイント阻害薬。がん攻撃のために身体の免疫系を利用するオプジーボは、複数のがん腫において重要な治療選択肢となっている。
今後、欧州委員会によって審査
CHMPは10月14日、難治性古典的ホジキンリンパ腫成人患者の治療薬として「オプジーボ」の承認を推奨したことを発表。この推奨により同剤は今後、欧州連合で医薬品を承認する権限を持つ欧州委員会によって審査される。
なおブリストル・マイヤーズ スクイブによる発表は、米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が米国現地時間10月14日に発表しましたプレスリリースを翻訳したものとなっている。

オプジーボについて古典的ホジキンリンパ腫治療薬としてCHMPから肯定的見解を受ける - ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
http://www.bms.co.jp/press/pdf/20161018.pdf