日本医療研究開発機構、国民理解の推進事業への提案を公募

国立研究開発法人日本医療研究開発機構は、10月14日、平成28年度「研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業（ゲノム医療実用化に係るELSI分野）」に係る公募の要項を発表した。

今回の公募では、先端的なゲノム研究やELSI取組に関する調査・体系的な整理などについての提案が募集される。

同事業は、研究に関する国民の理解を推進するための情報発信の検討と、それに基づく情報発信コンテンツの作成のためのもの。多様な分野の研究者などから個人単位で提案を受け、ゲノム医療の実装に向けた国民のリテラシーの醸成に資する情報発信と、実践的活動を行うことを目指している。

今回の公募では、「先端的なゲノム研究やELSI取組に関する調査・体系的な整理（効果的な情報発信）」と「知識・情報の新しい伝え方の開発と実践（情報発信の手法開発など）」、そして「中長期的視点から重要なELSIの検討とその試験的取組（ELSI研究の推進）」に関する提案が、募集される。

同事業の公募は、民間企業含む日本国内の研究機関に所属する研究者であり、原則45歳以下の者が対象となる。公募期間は、10月14日から10月31日まで。11月上旬に書面審査が行われ、11月18日にヒアリング審査、11月下旬に採択可否の通知が行われる。

応募は、府省共通研究開発管理システム（e-Rad）を通して行う。郵送および持ち込みは受け付けないとしている。




平成28年度「研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業」に係る公募について - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/koubo/040120161005.html