Protein Sciences Corporationが取得
株式会社UMNファーマは、10月13日、季節性組換えインフルエンザHAワクチン「Flublok4価製剤」についてのプレスリリースを発表した。
同社の技術導入元である米国Protein Sciences Corporation(以下「PSC」)は、同ワクチンについて、18歳以上を対象とする製造販売承認をFDAより取得した。
「BEVS」に関する特許を保有するPSC
PSCは、米国コネチカット州メリデンにあるバイオベンチャー企業であり、1983年に設立された。タンパク製造技術「BEVS」に関する特許を保有しており、医薬品用タンパク製造のための2つの施設ほ保有。予防ワクチン・治療薬・診断薬の研究開発を主な事業としている。
PSCの季節性組換えインフルエンザHAワクチン「Flublok3価製剤」は、2013年1月、18歳から49歳までを対象として承認をFDAより取得し、販売が開始された。2014年10月には、接種対象を50歳以上まで拡大している。
4価インフルエンザワクチンに対応
今回PSCが取得した「Flublok4価製剤」の承認は、主流となりつつある4価インフルエンザワクチンに対応するもの。
「Flublok4価製剤」は、50歳以上の年齢層を対象とした9000例規模の臨床試験において、既承認孵化鶏卵不活化ワクチンを接種した群に比べて、インフルエンザの発症が40%以上少ないという結果を出している。

Protein Sciences CorporationがFlublok4価製剤の製造販売承認をFDAより取得 - 株式会社UMNファーマ
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