中国ビジネスのさらなる拡大
富士フイルム株式会社は、10月13日、「華潤(かじゅん)医薬集団有限公司」(以下、華潤医薬集団)と、同社の香港証券取引所上場に際し、同社普通株式8.2億香港ドル相当を取得する契約を締結したことを発表した。
華潤医薬集団について
華潤医薬集団は、低分子薬やバイオ医薬、漢方薬など多種多様な医薬品の製造・卸売・小売ビジネスを展開している。2007年の設立以降、中国内の製薬・流通企業の戦略的な買収で成長を続け、2015年の売上高では中国第2位の医薬品事業会社となっている。
医薬品卸売業としても有力企業で、中国本土において、109の販売子会社、114の物流センターといった強固な基盤を保有しており、4.1万以上の病院へ直売している。
また、華潤医薬集団の傘下には、健康食品・サプリメントの小売りを行う東阿阿膠(とうああきょう)を、華潤集団グループには、中国最大級の小売大手チェーンで華潤万家(かじゅんばんか)を有するなど、華潤グループとしては多数の流通網を持っている。
富士フイルムは、この華潤医薬集団への出資を機に、良質な医薬品やサプリメント、再生医療、医療機器といったヘルスケア分野での中国ビジネスのさらなる拡大を検討してゆく。

富士フイルム プレスリリース
http://www.fujifilm.co.jp/