第一三共、独占的オプション権を取得
第一三共株式会社は10月4日、米国オレゴン州のAgonOx, Inc.(以下「AgonOx社」)と、特定のがん免疫薬に関する共同研究及びオプション契約を締結したことを発表した。
AgonOx社は、新規がん免疫薬の研究開発を行うバイオベンチャー企業で、2011年にAstra Zeneca社の子会社MedImmune社に、抗OX40抗体を導出している。
この契約により、第一三共とAgonOx社は、特定のがん免疫薬に関する非臨床試験を共同で実施することとなる。
また第一三共は、非臨床試験結果の評価後、同がん免疫薬の研究、開発、製造、商業化について、全世界における権利を取得できる独占的オプション権を獲得した。
がん免疫領域の研究開発力強化へ
がん領域における開発パイプラインの拡充を進めている第一三共では、現在固形がんと血液がんの両領域で20以上の新規の低分子および抗体医薬を保有。
第3相臨床試験中の開発品目には、急性骨髄性白血病を目標適応とするFLT3-ITD阻害剤キザルニチブ、肝細胞癌を目標適応とするMET阻害剤チバンニチブ等がある。
(画像はプレスリリースより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006522.html