主要評価項目を達成
持田製薬株式会社とEAファーマ株式会社は、9月30日に、開発中の「AJG533」(一般名、エロキシパット水和物)について、慢性便秘症患者を対象とした第3相試験で主要評価項目を達成したことを発表した。
内容
「AJG533」は、アルビレオ社から導入した新規作用機序を持つ経口慢性便秘症治療薬で、胆汁酸の再吸収にかかわるトランスポーターを阻害し、自然な排便を促すことを期待した。
二重盲検比較試験として、「AJG533」投与群またはプラセボ(偽薬)投与群に無作為に割付け、1日1回14日間経口投与した際の有効性を検証するとともに、安全性を検討した。
結果、主要評価項目である、自発排便の回数の変化量において、「AJG533」投与群はプラセボ投与群と比較して統計学的に有意な改善を認めた。また、完全自発排便回数(残便感のない自発排便)の変化量、便硬度等の有効性の副次評価項目においても改善がみられた。
なお、重篤な有害事象は認められず、現在、長期投与した場合の安全性および有効性について評価する長期投与試験を実施中。

持田製薬 プレスリリース
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