潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ錠」
持田製薬株式会社(以下、持田製薬)は、9月28日、潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ錠1200mg」(一般名、メサラジン)の製造販売承認を取得したことを発表した。
国内販売
「リアルダ錠」は、メサラジンの新規DDS製剤で、潰瘍性大腸炎治療剤は大腸に届く前に小腸で吸収されてしまうことも多く、従来は、腸溶性の皮膜コーティングやph依存型の皮膜コーティングを施してきた。
今回、MMX技術を採用することにより、潰瘍性大腸炎の患部である大腸の全域に、持続的に有効成分を放出するように製剤設計されており、活動期・寛解期ともに1日1回経口投与が可能となる。
製品名「LIALDA」として、2007年にアメリカで発売されて以来、37カ国で承認されていて、国内においては、持田製薬がシャイアー社の子会社であるシャイアー・ファーマシューティカルズ・グループ社より2009年に導入し、開発を進めてきた。
持田製薬は、これをもって、国内の潰瘍性大腸炎治療の新たな選択肢として、患者のQOL向上に貢献できるものと考える。発売時期については薬価基準収載後に発表の予定。

持田製薬 プレスリリース
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