過活動膀胱治療剤「ウリトス錠」、エーザイのタイ販売子会社から発売
エーザイ株式会社とキョーリン製薬ホールディングス株式会社は10月4日、エーザイのタイ販売子会社Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd.が、過活動膀胱治療剤「ウリトス錠」を現地で新発売したことを発表した。
キョーリン製薬ホールディングスの子会社、杏林製薬株式会社が創製した「ウリトス錠」は、中国・アセアン諸国・インド・ スリランカで、2009年にエーザイが独占開発権および販売権を取得した。なお、このたびの新発売は、エーザイが権利を保有する地域での初の上市となる。
患者のQOLに悪影響及ぼすOAEの症状を改善
「ウリトス錠」は、広く過活動膀胱に用いられる新規の抗コリン剤。ムスカリン受容体サブタイプの M3 および M1 に対して選択的な拮抗作用を示し、過活動膀胱(OAB)における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁を改善する。
OABは尿意切迫感や頻尿、夜間頻尿などの症状が現れ、時に切迫性尿失禁を示すこともある疾患。トイレが近いことに不安を覚え外出を控える、夜間頻尿のために睡眠が十分とれないなど日々の生活の中で支障を来すこともあり、最近は患者のQOLに対する悪影響が問題視されている。
同剤は、1日2回の服用でこれらの症状を改善していく。
(画像はプレスリリースより)

キョーリン製薬ホールディングス株式会社 ニュースリリース
http://www.kyorin-gr.co.jp/