アレルギー性のそう痒が効能・効果
大鵬薬品工業株式会社は、9月28日、新規経口アレルギー性疾患治療薬「ビラノア錠20mg」について、厚生労働省より製造販売承認を取得した発表した。
この承認は、「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」の効能・効果とするもの。
スペインのファエス・ファルマ社が創製
「ビラノア」は、スペインのファエス・ファルマ社が創製した、新規有効成分の第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬。
ファエス・ファルマ社は、スペイン医薬品業界におけるリーディングカンパニーの一つ。新薬の開発・製造・販売に注力している。また、ポルトガルやラテン・アメリカ、またアフリカにおいて強力なプレゼンスを持ち、ビラスチンを中心に国際化を進めている。
ファエス・ファルマ社は、「ビラノア」について多くの企業とライセンス契約を締結。100以上の国・地域において、同剤は「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹」を効能・効果として販売されている。
患者と医療関係者により一層貢献
大鵬薬品は2012年7月、「ビラノア」について日本における開発販売権に関するライセンス契約を、ファエス社との間で締結。以来、同剤の開発を進め、2015年11月には製造販売承認を申請していた。また2015年12月には、Meiji Seikaファルマ株式会社と国内共同販売契約も締結している。
大鵬薬品は今後も、アレルギー性疾患治療において患者と医療関係者により一層貢献できるよう、努めるとしている。

新規経口アレルギー性疾患治療薬「ビラノア錠」 製造販売承認取得のお知らせ - 大鵬薬品工業株式会社
http://www.taiho.co.jp/corporation/news/2016/20160928.html