「トレリーフ(R)」効能・効果の一部変更承認申請の予定
大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は4月6日、パーキンソン病治療剤「トレリーフ(R)」のパーキンソニズムを伴うレビー小体型認知症(以下、DLB)患者を対象とした臨床試験の結果速報を公表した。
DLBは、アルツハイマー型認知症に次いで多い変性性認知症の1つ。症状として進行性で変動する認知機能の低下、具体的な内容のある幻視、パーキンソニズムが上げられる。
「トレリーフ(R)」は2009年に大日本住友製薬が発売したパーキンソン病治療薬。
プラセボ群と比較して有意な改善を示す
今回の試験では、「トレリーフ(R)」25mg/日投与、「トレリーフ(R)」50mg/日投与による投与量についての安全性と有効性を検討、また、プラセボ群と比較した安全性と有効性を検討が行われた。
速報結果によれば、主要評価項目である投与12週間後の運動能力検査の合計スコアがプラセボ群と比較して有意な改善が示されたとしている。
また、有害事象の発現はプラセボ群よりも若干高かったものの、重篤な発現割合では大きな違いはなかったという。
大日本住友製薬はこの試験結果を基に2017年度中に厚生労働省に「トレリーフ(R)」のDLBに伴うパーキンソニズムの効能・効果の一部変更承認申請を行う予定。
(画像は大日本住友製薬株式会社HPより)

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
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