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2025年05月12日(月)
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抗がん剤「Kisplyx」、進行性腎細胞がんにおける追加有用性をG-BAが支持

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抗がん剤「Kisplyx」、進行性腎細胞がんにおける追加有用性をG-BAが支持

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G-BAが保険償還に向けた評価において支持
エーザイ株式会社は、3月28日、進行性腎細胞がんにおける抗がん剤「Kisplyx」の追加有用性を、ドイツ連邦合同委員会(G-BA)が支持したと発表した。

G-BAは、保険償還に向けた評価において、「Kisplyx」と「エベロリムス」の進行性腎細胞がんに対する併用療法が、「エベロリムス」単剤療法よりも追加有用性を有していると確認したという。

Kisplyx
5年生存率が今なお低い腎細胞がん
腎細胞がんは、尿細管の細胞ががん化した疾患。腎臓におけるがんの、実に90%以上を占める。50歳代後半以降になると罹患率が増加し、女性より男性に多く発症するという性質を持つ。手術が難しい進行性や転移性の腎細胞がんでは、分子標的薬による治療が行われるが、5年生存率は低い。

「Kisplyx」は、エーザイが創出した新規結合型チロシンキナーゼ阻害剤。腫瘍血管新生あるいは腫瘍悪性化に関与する受容体型チロシンキナーゼに対して、選択的阻害活性を持つ。現在は、甲状腺がんに係る適応で米国・日本・欧州・韓国・メキシコ・ブラジルなど50カ国以上において承認を取得。また他のがんについても多くの国で承認を取得している。

臨床第2相試験にて無増悪生存期間を有意に延長
G-BAによる今回の評価は、「Kisplyx」と「エベロリムス」の併用投与の有効性と安全性を評価した臨床第2相試験の結果に基づくもの。切除不能な進行または転移性腎細胞がんの患者を対象とした同試験において、「Kisplyx」/「エベロリムス」併用投与群は、無増悪生存期間を有意に延長している。

今回確認された追加有用性に基づき同剤は、疾病金庫中央連合会との交渉による合意を経て、償還価格が決定される予定。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

ドイツ連邦合同委員会(G-BA)が進行性腎細胞がんにおける抗がん剤「Kisplyx」の追加有用性を支持 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201711.html


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