国内の製造販売承認などを譲渡
アステラス製薬株式会社は、3月28日、日本における長期収載品の譲渡に関する契約を、LTLファーマ株式会社との間で締結したと発表した。
同契約は、アステラス製薬が現在日本において製造販売している長期収載品16製品について、国内の製造販売承認および国内外第三者への原薬・バルク供給およびロイヤリティビジネスを、LTLファーマへ譲渡するもの。
「ガスター」「ナゼア」「セファメジンα」など
今回アステラス製薬からLTLファーマへ譲渡されるのは、H2受容体拮抗剤「ガスター」、5HT3受容体拮抗型制吐剤「ナゼア」、合成セファロスポリン製剤「セファメジンα」、経口用セフェム系製剤「セフゾン」、マクロライド系抗生物質製剤「ジョサマイシン」、マクロライド系抗生物質製剤「ジョサマイ」、合成ペニシリン製剤「サワシリン」、持効性カルシウム拮抗剤「ヒポカ」、血行動態改善型降圧剤「ローガン」、高血圧治療剤「ニバジール」、カルシウム拮抗性降圧剤「ペルジピン」、抗精神病剤「エミレース」、統合失調症治療剤「ロドピン」、鎮痛・抗炎症剤「ソランタール」、混合ビタミン剤「ノイロビタン」、そして止血用ゼラチンスポンジ「スポンゼル」。
長期収載品に特化しているLTLファーマ
LTLファーマは、ユニゾン・キャピタル4号投資事業有限責任組合およびUnison Capital Partners 4により設立された企業。日本長期収載品機構株式会社の子会社にあたり、長期収載品に特化した事業を展開している。
譲渡完了後は、引き続き製品を安定的に患者へ届けることができるよう、アステラス製薬とLTLファーマは協力して製造販売承認を円滑かつ効率的に移管するとしている。
(画像はアステラス製薬の公式ホームページより)

日本における長期収載品16製品の譲渡に関する契約を締結 - アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/