2016年10月、茨城県つくば市にて竣工
株式会社アイロムグループは、3月28日、同社子会社の株式会社IDファーマがGMPベクター製造施設の本格稼働を開始すると発表した。
IDファーマは2016年10月、茨城県つくば市にて同施設を竣工。本格稼働は、本年4月1日より開始される。
高い信頼性と実績を誇っているIDファーマ
ベクターは、治療用などの遺伝子を特定の臓器・組織に運搬し、効果的に標的細胞内へ導入する働きを持つ物質。GMPとは、「Good Manufacturing Practice」の略称であり、医薬品の安全性を確保するための製造管理および品質管理に関する基準を指す。
IDファーマは、従来のベクターとは全く概念が異なるRNAを骨格とする「センダイウイルスベクター」を独自開発。この「センダイウイルスベクター」は、前臨床試験を通じて安全性の高さが確認され、遺伝子医薬品やバイオ製品分野での利用において高い信頼性と実績を誇っている。
工程およびその品質などに問題がないことを確認
茨城県つくば市のGMPベクター製造施設は、試運転およびバリデーションの結果、GMPベクターの製造に際して工程およびその品質などに問題がないことが、既に確認されている。
IDファーマは、受託が確定している案件などについて製造準備を進め、さらに複数の案件について顧客との交渉を行っているという。
(画像はIDファーマの公式ホームページより)

GMPベクター製造施設の本格稼働を開始 - 株式会社アイロムグループ
http://www.iromgroup.co.jp/