韓国Dong-A Socio Holdings社との合弁企業
Meiji Seikaファルマ株式会社は、3月22日、韓国のDMバイオ社において商業スケールでの抗体医薬品製造プロセスを確立し、同時にバイオ医薬品原薬および製剤の受託製造(CMO)サービス提供を開始したと発表した。
DMバイオ社は、Meiji Seikaファルマと韓国Dong-A Socio Holdings社との合弁企業。
原薬と製剤の生産を効率的に行うことができる
DMバイオ社は、Meiji SeikaファルマとDong-A Socio Holdings社が2011年9月に締結した包括的業務提携契約に基づき、設立された。この業務提携契約は、バイオ後続品事業における研究・開発・製造・販売などの分野についてのもの。
DMバイオ社では、最先端の生産システムをベースとした他社開発製品の受託事業も推進。様々な受託品目に対応すべく、原薬と製剤の生産を効率的に行うことができる施設と技術を構築している。
バイオ後続品で高い同等性と同質性を達成
Meiji Seikaファルマの発表によると、DMバイオ社は乳癌・胃癌治療薬として開発中のバイオ後続品について、2500Lの培養設備でプロセスバリデーションのバッチ製造を完了。製造の再現性および先発品との品質比較において、高い同等性と同質性を達成したという。
この製造実績をベースとして、今後はMeiji Seikaファルマが日本における窓口となり、バイオ医薬品のCMOサービスを展開するという。
(画像はMeiji Seikaファルマの公式ホームページより)

DMバイオ社におけるバイオ医薬品のCMOサービス開始に関するお知らせ - Meiji Seikaファルマ株式会社
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/