MUSCA試験におけるQOLと肺機能の結果を公表
グラクソ・スミスクライン株式会社は、3月24日、生物学的製剤「ヌーカラ」のMUSCA試験におけるQOLと肺機能の結果を公表した。
この発表は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2017年3月6日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。
ファースト・イン・クラスの抗IL-5治療薬
「ヌーカラ」は、ファースト・イン・クラスの抗IL-5治療薬。好酸球が原因である炎症によって症状が誘発されている重症喘息を治療すべく、開発された。
同剤は、シグナルタンパク質であるIL-5に結合することで、好酸球の表面にある受容体との結合を阻害。IL-5との結合を阻害することで、血中・組織・喀痰に含まれる好酸球数を減少させる。
MUSCA試験は、好酸球性炎症により引き起こされる重症喘息患者に対して、「ヌーカラ」を標準治療に追加して投与し、疾患特異的な健康関連QOLに対する影響を評価すべく実施された。
重症な喘息患者に対して意義ある役割を果たす
MUSCA試験において「ヌーカラ」は、プラセボ群と比較して、SGRQスコアによって評価された疾患特異的な健康関連QOLおよび肺機能が、臨床的かつ統計学的に有意な改善を見せた。
同社はこの結果について、同剤が最も重症な喘息患者に対して意義ある役割を果たすことを明確に示すものとしている。
(画像はグラクソ・スミスクラインの公式ホームページより)

ヌーカラのMUSCA試験においてQOLと肺機能の結果を公表 - グラクソ・スミスクライン株式会社
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