2017年度第2四半期に米国で発売
塩野義製薬株式会社は2017年3月24日のニュースリリースで、米国子会社シオノギインクが米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請していた「シンプロイック」(一般名:ナルデメジン)について、米国東部時間の2017年3月23日付で、「成人非がん性慢性疼痛患者におけるオピオイド誘発性便秘症」を適応症として承認を取得したと発表した。
「シンプロイック」は2017年度第2四半期に米国で発売する予定で、シオノギインクは米国のオピオイド鎮痛薬市場におけるトップ企業のパーデューファーマ社と連携し、米国での発売と販売を推進していく。
創薬型製薬企業として社会とともに成長し続ける
「シンプロイック」は、塩野義製薬が単独でグローバル開発を推進して創製した1日1回投与の末梢性μオピオイド受容体拮抗薬であり、オピオイド鎮痛薬を用いて疼痛を管理する上で、オピオイド誘発性便秘症などの様々な痛みや疼痛治療薬による副作用で悩む患者のQOL向上に貢献する新たな治療選択肢となることが期待される。
塩野義製薬は、2020年に向けた成長戦略として2014年度から開始した中計SGS2020において、「疼痛・神経」をコア疾患領域の1つとして位置づけ、疼痛領域における取り組みを強化し、疼痛治療に関する諸課題を解決する革新的な新薬の創製に注力していくと述べている。
(画像は塩野義製薬株式会社のサイトより)

塩野義製薬株式会社ニュースリリース
http://www.shionogi.co.jp/塩野義製薬株式会社
http://www.shionogi.co.jp/