アロエベラに新たな美肌効果
小林製薬株式会社(以下、小林製薬)は3月16日、近畿大学薬学総合研究所と以前から共同研究を進めているアロエベラ液汁が持つ美肌効果について、新たに加水分解ヒアルロン酸の皮膚浸透を高める効果があることを発見した。
今回の研究では、肌の内側に水分を保持する加水分解ヒアルロン酸がアロエベラ液汁によって、皮膚浸透量がするかを評価するために、3次元培養ヒト皮膚モデルを用いた実験を実施。
アロエベラ液汁と加水分解ヒアルロン酸を同時に添加したものと加水分解ヒアルロン酸のみを添加したものとを比較したところ、アロエベラ液汁を添加したものは大幅に加水分解ヒアルロン酸の皮膚浸透量が増加。皮膚浸透を高めることがわかった。
この実験結果をヒトで確認するため、蛍光色素のみとアロエベラ液汁に蛍光色素を合わせたものをヒト前腕部に塗布して観察。その結果、アロエベラ液汁を加えた方は角質層の奥深くまで浸透していることが確認できたとしている。
今後、自社の化粧品に活用
また、アロエベラ液汁のどの成分が浸透促進効果を発揮するのか調べたところ、分子量3000未満の低分子成分に高い促進効果があることが判明したという。
小林製薬は、今後、この成果を自社の化粧品に活用していく予定。
(画像はプレスリリースより)

小林製薬株式会社 ニュースリリース
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