今後はマルホが治療薬の開発を進める
東レ株式会社とマルホ株式会社は、3月14日、東レが創製したRORγt阻害剤について、全世界を対象とした独占的な開発・製造・販売権に関するライセンス契約を締結したと発表した。
同剤は今後、マルホが治療薬の開発を進めるという。
東レとマルホ
東レは、繊維事業やプラスチック・ケミカル事業などの基盤事業に加え、情報・通信機材事業や炭素繊維複合材料事業、そして医薬・医療材事業などもグローバルに展開している企業。医薬品事業としては、「フエロン」や「ノピコール」の販売を手がけている。
マルホは、健康を願う世界の人々に高品質の製品を安定的に供給している製薬企業。2011年には新たな長期ビジョン「Excellence in Dermatology」を掲げ、皮膚科学領域におけるさらなる貢献を志向。「皮膚科学ネットワーク」「ニューコンセプト」「標準薬」「グローバル」という新たな4つのキーワードのもと、革新的な変化を図っている。
今後も自己免疫疾患治療の新たな選択肢を提供
東レは、同社が重点領域の一つとする自己免疫疾患の研究・技術開発について、加速させたいという思いを抱いていたという。そしてマルホは、新たな治療薬の開発を志向。両社の意図が合致したため、今回のライセンス契約締結に至ったとしている。
両社は今後も、自己免疫疾患治療の新たな選択肢を提供していくという。
(画像はマルホの公式ホームページより)

RORγt 阻害剤に関するライセンス契約締結のお知らせ - マルホ株式会社
https://www.maruho.co.jp/