共同開発および販売に関する契約
株式会社富士薬品と持田製薬株式会社は、3月6日、富士薬品が痛風・高尿酸血症治療剤として開発している「FYU-981」について、共同開発および販売に関する契約を締結したと発表した。
今回の契約締結により、両社は共同で「FYU-981」の開発を行うことになる。
痛風関節炎・痛風結節などの発症原因
高尿酸血症は、体組織への尿酸塩沈着に基づく諸症状として、痛風関節炎・痛風結節・尿路結石などの発症原因であることが広く知られている疾患。肥満・高血圧・脂質異常症・糖尿病などとも関連を持つ。日本における罹患の頻度は、30歳以上の成人男性では30%に達していると推定されている。また、現在も増加傾向にあるという。
「FYU-981」は、富士薬品が創出した新規の薬剤。同剤は、尿酸排泄促進作用を持ち、痛風・高尿酸血症に対して有用な治療剤となることが、期待されている。現在は、富士薬品が臨床第3相試験を実施している。
両社が共同して販売促進活動を行う
富士薬品と持田製薬は、共同で「FYU-981」の開発を行った後、富士薬品が製造販売承認を取得するとしている。承認取得後は、日本国内において両社が共同して販売促進活動を行うという。
両社は今後も、痛風・高尿酸血症の治療選択肢の幅を広げ、患者のQOLの向上に貢献できるよう努めるとしている。
(画像は富士薬品の公式ホームページより)

痛風・高尿酸血症治療剤FYU-981の国内における共同開発および販売に関する契約締結のお知らせ - 株式会社富士薬品
http://www.fujiyakuhin.co.jp/