アルファメッドサイエンティフィックが開発
アルファメッドサイエンティフィック株式会社は、3月6日、ハイスループット細胞外電位記録システム「MED64 Presto」を開発したと発表した。
同システムは、従来の「MED64」が持つ優れたローノイズ性能はそのままに、高速かつ大量処理を実現したもの。iPS/ES細胞由来の神経細胞・心筋細胞を使用した創薬スクリーニングに貢献するとしている。
市場ナンバーワンのローノイズ性能を誇る
近年、医療・創薬技術は著しい発展を遂げ、ヒトiPS細胞の創薬応用への関心も大きく高まっている。こういった状況において、細胞外電位記録システムの果たす役割はより一層重要になりつつあると考え、アルファメッドサイエンティフィックは「MED64 Presto」の開発に至ったという。
「MED64 Presto」は、細胞のシグナルとノイズを明確に切り分けて判断できる「MED64」の特性を継承。スループットを大きく向上させたハイスループット細胞外電位記録システムとなっている。市場ナンバーワンのローノイズ性能を誇ると共に、操作性も極限まで向上。信頼性の高い解析結果を得ることができるとしている。
需要の拡大が見込まれる細胞外電位記録システムの領域
アルファメッドサイエンティフィックは、「MED64 Presto」の発売により、「MED64シリーズ」として製品ラインアップを拡充。需要の拡大が見込まれる細胞外電位記録システムの領域において、デファクトスタンダードを目指すとしている。
「MED64 Presto」の販売は、神経細胞向けが本年4月、心筋細胞向けが本年10月に、それぞれ開始される。
(画像はプレスリリースより)

ハイスループット細胞外電位記録システム「MED64 Presto」を発売 - アルファメッドサイエンティフィック株式会社
http://alphamedsci.com/news/ams170306.html