アナフィラキシー補助治療剤の練習用デバイス「エピペン(R)練習用トレーナー」を寄贈
ファイザー株式会社は3月9日、消防庁を通じて「エピペン(R)練習用トレーナー」を全国の消防本部へ寄贈したと発表した。
今回贈られたのは、蜂毒、食物、薬剤等に起因するアナフィラキシー反応に使用されている、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン(R)注射液」の練習用デバイスで、針と薬液は含まれていない。
アナフィラキシーは、アレルギーの中でもアレルギー反応が極めて短時間のうちに激しく全身に出現するもので、呼吸障害や血圧低下を招いて、場合により生命に関わる状態(アナフィラキシーショック)に陥ることもある。
アナフィラキシー患者の救急救命処置への貢献願い
アナフィラキシーでは、徴候や症状が発現した際の対応が、その後の健康状態を左右するといい、日頃から落ち着いて素早い対処ができるよう準備をしておくことが大切になる。
ファイザーは、アナフィラキシーの補助治療剤「エピペン(R)」の適正使用についてさまざまな形で情報発信をしており、教職員・保育士・救急救命士を対象とした情報提供サイトでも、「エピペン(R)練習用トレーナー」無償貸与の案内や、アレルギーガイドラインの掲載などを行ってきた。
全国の消防本部に練習用トレーナーが送られ、救急救命士の身近にあるという環境が整うことで、救急救命士がトレーニングを重ね、アナフィラキシー発症時に迅速に対応することが可能となる。
同社は、今回の「エピペン(R)練習用トレーナー」寄贈により、アナフィラキシーが発症した患者への救急救命処置に貢献したいとしている。
(画像はプレスリリースより)

ファイザー株式会社プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/