米メルク社が2月14日に2月14日に
MSD株式会社は、2月21日、米メルク社が「doravirine」について、主要な第3相試験における有効性主要評価項目の結果を発表したことを明らかにした。
「doravirine」は、米メルク社がHIV-1感染症治療を目的として開発している、非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)の治験薬。英文リリースによる試験結果の発表は、2月14日に行われている。
第3相試験「DRIVE-FORWARD」の結果
今回発表された「doravirine」のデータは、現在進行中である第3相試験「DRIVE-FORWARD」の結果。
「DRIVE-FORWARD」は、多施設共同二重盲検無作為化非劣性試験として実施されている。対象は、769名の未治療HIV-1感染成人患者。患者には、「doravirine」を100mg、または「ダルナビル」800mg+「リトナビル」100mgが、いずれの群も1日1回TDF/FTCまたはABC/3TCと併用で経口投与された。
同治験の主要評価項目は、治療開始後48週時点においてHIV-1 RNA量が50コピー/mL未満となった患者の割合。副次評価項目は、CD4陽性T細胞数のベースラインからの変化、安全性および忍容性の評価などとなっている。
非劣性を示した「doravirine」投与群
主要評価項目において「doravirine」投与群は、「リトナビル」でブーストした「ダルナビル」を投与した群と比較して、 非劣性を示した。副次評価項目においても「doravirine」投与群は、有意に低い空腹時LDLコレステロール値を示したという。
なおこのデータは、2月13日から16日にかけて米シアトルで開催された「レトロウイルス・日和見感染に関する年次会合(CROI)」にて「Late-Breaking Abstract」として発表されている。l
(画像はMSDの公式ホームページより)

開発中のHIV-1感染症治療薬doravirine、 主要な第3相試験での有効性主要評価項目の結果 - MSD株式会社
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