2017年より開始される制度
CSLベーリング株式会社は、2月16日、一般社団法人日本血栓止血学会が新設した海外留学助成制度「日本血栓止血学会海外留学助成金」に対して、資金援助を行うと発表した。
同社は、血漿分画製剤のグローバル企業である米CSLベーリングの日本法人。同制度は、2017年より開始されるものであり、CSLベーリングは同制度の趣旨に賛同して援助を決めたという。
渡航費および滞在費1年分として400万円を助成
「日本血栓止血学会海外留学助成金」は、研究者の海外研究留学を推進することにより、出血性疾患などにおける病態解明・治療の進歩を図るべく、新設された。対象研究留学分野は、血友病などの出血性疾患、あるいは血栓・線容系疾患の病態解明・治療に関する研究。渡航費および滞在費1年分として、400万円が助成される。
助成期間は、出立月より1年間であり、既に留学中の場合は2017年4月1日から1年間となる。2017年度の募集期間は2月1日から3月31日までであり、提出書類を基にして海外留学助成委員会が選考を行い、対象者が理事会で決定される。
若手研究者の育成を支援
CSLベーリングは、免疫・希少疾患領域、救命救急・止血領域、そして血友病領域を主要領域としている企業。革新性の高い製剤の供給を通して、日本の医療に貢献している。
同社は「日本血栓止血学会海外留学助成金」への資金援助を通じて、日本の医療を担う若手研究者の育成を支援するとしている。
(画像はCSLベーリングの公式ホームページより)

日本血栓止血学会海外留学助成に資金援助 - CSLベーリング株式会社
http://www.cslbehring.co.jp/