藤本製薬と共同で米国特許庁に出願
株式会社リボミックは、2月21日、抗NGFアプタマー「RBM004」に関する物質特許が米国において成立したと発表した。
同社は同アプタマーの物質特許を、藤本製薬株式会社と共同で米国特許庁に出願していた。同日付で、特許が成立した旨の通知を代理人より受けたという。
画期的な疼痛治療薬の開発を目指す
抗NGFアプタマー「RBM004」は、末梢における疼痛の原因物質として知られている「NGF(Nerve GrowthFactor、神経成長因子)」の作用を阻害するもの。この阻害により鎮痛効果を発揮する、画期的な疼痛治療薬の開発を目指している。
同アプタマーについてリボミックは、2014年4月、全世界を対象とした開発・製造・販売に関する独占的ライセンス契約を、藤本製薬の間で締結。現在は藤本製薬において同アプタマーの開発は進行しており、米国特許庁への特許出願も両者が共同で行っている。
知的財産権面でさらに強固に保護
今回成立した特許は、NGFの作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許。同じ抗NGFアプタマーの物質特許としては他に、特許第5027956号および特許第5602020号が、日本その他において成立している。
リボミックは、疼痛治療薬として開発中のプロジェクトである「RBM004」 が、今回の特許登録により知的財産権面でさらに強固に保護されるとしている。
(画像はリボミックの公式ホームページより)

RBM004(抗NGFアプタマー)に関する米国における物質特許登録のお知らせ - 株式会社リボミック
http://v4.eir-parts.net/