日本企業初の承認を受けた心臓・血管治療分野の体内埋め込み型医療機器
2015年6月24日、テルモ株式会社は、同社が開発した末梢動脈疾患治療用ステント「Misago」が、米国での販売承認を取得したことを明らかにした。
「Misago」は既に40カ国以上で販売されているが、心臓・血管治療分野における体内埋め込み型の医療機器として米国での承認を受けるのは、日本企業初となる。
同社によれば浅大腿動脈におけるステント留置は世界で年間約40万例が挙げられ、うち18万例が米国におけるものとなっているという。
日米の産官学連携事業で、共同治験プロジェクトの日本側第一弾の対象に
「Misago」は国内では浅大腿動脈における末梢動脈疾患の治療を目的として2013年に販売が開始された。
日米の産官学連携事業である「日米医療機器規制調和(HBD)」の一環で、共同治験プロジェクトの第一弾の対象として選ばれてもいる。
広げた血管の内腔を保ちながら、脚の血管のねじれや曲がりに追従して、壊れにくくなるよう設計されたデザインが特長。また手術者が一人でステント留置を行えるよう片手用の手元ハンドルも提供されており、操作性の向上に貢献している。
(画像はプレスリリースより)

テルモ株式会社 プレスリリース
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20150624/179