日本薬剤師会の見解
日本薬剤師会は、6月16日に開催した規制改革会議で取りまとめられた、「規制改革に関する第3次答申(~多様で活力ある日本へ~)」が安部総理へ提出されたことを受けて、6月17日に見解を示した。
「規制改革に関する第3次答申(~多様で活力ある日本へ~)」は、様々な分野から規制改革について取りまとめられている。
誤解がないように
今回、日本薬剤師会が見解を述べたのは、一部報道から今回の答申が、院内薬局につながるような誤解を受けやすい印象があると判断したため、今回の発表となった。
日本薬剤師会は、以前より「患者本位のかかりつけ薬局」の推進を行っている。現在は、保険薬局と医療機関は、別々の敷地に存在している。日本薬剤師会は、患者にとって便利な「かかりつけ薬局」になるために医療機関と保険薬局を同じ敷地に設置できるように働きかけている。
答申では、健康・医療分野において、保険薬局にとっての独立性と、患者の利便性の両立として、現行の構造上の期生を改める趣旨が記載された。
今後の動き
今回の答申は、6月下旬に規制改革実施計画で閣議決定される見込みとなった。今後は、規制改革実施計画の策定後、厚生労働省を中心に具体的な検討が行われる予定。
今回の答申で、日本薬剤師会が主張してきた医薬分業を行いつつ、患者が薬局を自由選択ができる環境作りができると期待が高まる。

日本薬剤師会 プレスリリース
http://www.nichiyaku.or.jp/