経口薬のみで治療中の2型糖尿病患者、その治療に携わる医師が対象
2015年6月22日、アストラゼネカ株式会社は、同社が2015年4月から5月にかけて治療中の2型糖尿病患者、およびその治療に従事する医師を対象として実施した意識調査の結果を明らかにした。
この調査の対象となった2型糖尿病患者は40代~70代の経口薬のみで治療中の者400名、医師は糖尿病治療に従事する者220名であった。
これによると目標血糖値が達成できていない患者は45.0%であったが、その中で現在の治療に満足していると回答した患者が58.9%を占める結果となった。
また目標血糖値を達成できていない患者の90.6%が「インスリンを受けたくない」と回答していることも明らかになった。
GLP-1受容体作動薬の認知度は低いが、メリットには関心も
患者がインスリンを嫌がる理由としては「最後の手段だと思うから」が54.0%、「毎日注射しないといけないから」が49.1%などと多かった。
また、インスリン以外の自己注射薬(GLP-1受容体作動薬)については「知らない」と答えた患者が97.5%を占め、ほとんど認知されていないことも分かった。
しかしながら目標血糖値が達成できていない患者のうち、「より良い血糖コントロール」、「体重増加が起きにくい」といったGLP-1受容体作動薬のメリットを知った後、それを使った治療を受けたいと回答した割合は53.9%にのぼっている。
(画像は ニュースリリースより)

アストラゼネカ株式会社 ニュースリリース
http://www.astrazeneca.co.jp/cs/