在宅血液透析の生存率が高い
ネクステージ・メディカル社は、新しい研究の結果、すなわち在宅血液透析(HHD)を受ける患者が腹膜透析(PD)を受ける患者に比べ明らかに生存率が高いということを受け、患者達に対し透析療法を見直すよう奨励している。
初期段階のコホート研究はオーストラリアとニュージーランドの末期腎不全治療に関する登録機関によって行われ、患者の5年間の生存率はHHD患者が85%に対し、PD患者がほんの44%だったということを18日、発表した。
HHDの推奨
ネクステージ・メディカル社は最近の研究が透析患者を励まし、彼らにシステムワンを利用した自宅透析療法の提供を呼び掛けている。現在、アメリカでは全体の2%以下の透析患者しか在宅血液透析を行っていない。一方で腹膜透析患者は全体の9%である。
HHDこそ初期に行うべき処置
初期段階のコホート研究において、2000年から2013年の間に肝臓移植を受け、施術後90日以内に透析を行っているオーストラリア人とニュージーランド人の成人が対象となった。
これには10710人のPDと706人のHHDが含まれ、施術後の経過について、HHDの移植失敗の危険性は66%PDに比べ低かった。これら結果は最近のネクステージの研究発表と方向性が一致している。
これらの結果は臨床医にHHDが患者にとってPDが失敗した時の対策ではなく、最初に行うべき療法であるということを示している。
(画像はプレスリリースより)

ネクステージ・メディカル社 プレスリリース
http://ir.nxstage.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=918508