MSDからバイエル薬品へ
MSD株式会社(以下、MSD)とバイエル薬品株式会社(以下、バイエル薬品)は、2015年6月1日付で、アレルギー性疾患治療剤「クラリチン」の販売をMSDからバイエル薬品に販売移管した。
Merck&Co.,Inc.,Kenilworth,N.J.,U.S.A.とバイエルグループは2014年にコンシューマーケア事業移管を発表したが、今回の販売移管はその一環のこと。
MSDは世界140カ国以上で医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品、アニマルヘルス製品など、先進的なヘルスケア・ソリューションを提供している。
バイエル薬品はヘルスケア企業として、医療用医薬品、コンシューマーケア、ラジオロジー(画像診断関連製品)、動物用薬品(コンパニオンアニマルおよび畜産用薬品)の事業を展開する。医療用医薬品については4領域(循環器領域や腫瘍、血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域)を主力製品としている。
販売移管後は
今回、販売移管されたアレルギー性疾患治療剤「クラリチン」は、クラリチン(R)錠10mg、クラリチン(R)レディタブ(R)錠10mg、クラリチン(R)ドライシロップ1%の3品目となる。
同剤は、2002年から持続性選択H1受容体拮抗薬として国内で発売を開始し、多くの利用者を得ている。
販売移管後も、MSDがこれまで通りに製造販売承認を保有するが、医療機関向けに製品の情報を提供するのは、バイエル薬品となる。両社は「クラリチン」に対する患者、医療従事者のニーズに協力して応えていく考えだ。
(画像はプレスリリースより)

MSD株式会社、バイエル薬品株式会社 プレスリリース
http://www.bayer-hv.jp/MSD株式会社、バイエル薬品株式会社 プレスリリース
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