癌の新治療法作成へ
5月27日、Juno Therapeutics社(以下ジュノ社)は、Editas Medicine社(以下Editas社)の「ゲノム編集技術」「専門知識」と、ジュノ社の癌を治療するためのキメラ抗原受容体T細胞治療(CAR-T)と高親和性T細胞受容体(TCR)技術を組み合わせて、新しい癌治療法を作成する3つの研究プログラムを追求していくと発表した。
ジュノ社CEOのコメント
「私たちの製品候補の臨床結果を励みに、次世代の治療薬を作成し、私たちが取り組む癌治療の幅を増加させ、利益を最大化するために最先端科学に投資していく。」
「Editas社の素晴らしいゲノム編集技術は、無数の患者と治療を待っている家族に希望を与え、より広範囲の癌に対処するためのキメラ抗原受容体T細胞治療(CAR-T)と高親和性T細胞受容体(TCR)技術の能力をアンロックすることができる。」と、ジュノ社最高経営責任者(CEO)ハンス・ビショップ氏はコメントしている。
「CAR-T」と「TCR」について
キメラ抗原受容体T細胞療法(CAR-T)とは、がんに標的となるターゲットを仕込み、そのがん細胞を認識して攻撃する遺伝子操作されたT細胞を患者に注入する治療法である。
TCR技術とは、より良く癌細胞を認識することを可能にするT細胞を構築する技術のことである。
(画像はジュノ社HPより)

ジュノ社ニュースリリース
http://ir.junotherapeutics.com/