「プリジスタ錠300mg」の新剤形
ヤンセンファーマ株式会社は、抗HIV薬「プリジスタ錠600mg」の発売を開始した。
同剤は、同社が既に販売している抗HIV薬「プリジスタ錠300mg」の新剤形にあたる。300mgから600mgへ増量したことで、服薬の手間を軽減している。
「プリジスタ錠」と「プリジスタナイーブ錠」
HIVすなわちヒト免疫不全ウイルスは、ヒトの体をさまざまな病原体から守るのに重要な免疫細胞に感染してこれを破壊するウイルス。最終的には、後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症させる。
「プリジスタ錠」は、抗HIV薬の治療経験があり、少なくとも1つのダルナビル耐性関連変異を持つHIV感染を、適応とする。抗HIV薬の治療経験がないHIV感染患者、あるいはダルナビル耐性関連変異を持たない抗HIV薬既治療患者を適応とする薬剤としては、「プリジスタナイーブ錠」がある。
日本国内では現在、「プリジスタ錠300mg」と「プリジスタナイーブ錠800mg」が発売されている。
1日2回各1錠の服用に。服薬の手間を軽減
「プリジスタ錠300mg」は、1日2回各2錠の服用が必要だった。しかし今回発売された「プリジスタ錠600mg」は1日2回各1錠の服用となり、服薬の手間を軽減している。
ヤンセンは、HIV領域において患者に貢献すべく、引き続き革新的な治療薬を日本市場に届け、更なる取り組みを行っていくという。
(画像はプレスリリースより)

抗HIV薬「プリジスタ錠600㎎」新発売のお知らせ - ヤンセンファーマ株式会社
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4532