7歳以上の小児適応追加に係る製造販売承認事項の一部変更承認
2015年5月26日、田辺三菱製薬株式会社は、宇部興産株式会社とともに開発したアレルギー性疾患治療剤「タリオン錠」「タリオンOD錠」(一般名:ベポタスチンベシル酸塩)につき、国内における小児適応追加の承認を取得したことを明らかにした。
同剤は宇部興産が創製し、現在は両社で共同開発を行っている非鎮静性の第2世代抗ヒスタミン薬である。成人のアレルギー性鼻炎や、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症)に伴うそう痒に対し、多くの医療機関で使用されている。
今回の承認により、アレルギー性疾患を持つ7歳以上の小児患者にも同剤が使用できるようになった。
小児を対象とした臨床試験で有効性・安全性を確認
今回の申請は、小児を対象とした臨床試験において同剤が成人患者に使用された場合と同様に有効性・安全性が認められたとの結果に基づくものであった。
同剤は優れた臨床効果はもちろん、抗ヒスタミン薬の服用により、眠気の自覚なしに集中力、判断力、作業能率が低下する「インペアード・パフォーマンス」がみられないことも高く評価されている。

田辺三菱製薬株式会社 ニュースリリース
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