2015年米国泌尿器科学会年次総会にて
アステラス製薬株式会社は5月18日、米国メディベーション社と共同で開発・商業化を進めているアンドロゲン受容体阻害剤エンザルタミドについて、第II相STRIVE試験の新たなデータを発表した。
同データは米国のニューオリンズで開催している2015年米国泌尿器科学会年次総会にて発表された。
ビカルタミドと比較
同試験は、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)アナログによるホルモン療法あるいは外科的去勢術後に進行した非転移性前立腺がん患者または転移性前立腺がん患者を対象としてエンザルタミドとビカルタミドを比較したものである。
主要評価項目である無増悪生存期間において、エンザルタミド群ではビカルタミド群と比較して統計学的に有意な延長が認められた。
STRIVE試験において、最もよくみられた副作用のうち、ビカルタミド群よりもエンザルタミド群で多くみられたものは、疲労、背部痛、ほてり、転倒、高血圧、めまい、食欲減退でこれまでに得られているエンザルタミドの安全性プロファイルと一致した。

アステラス製薬株式会 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/